正文

輯一 我

三萬年前的星空 作者:[日] 谷川俊太郎 著


自己紹介

私は背の低い禿頭の老人です

もう半世紀(jì)以上のあいだ

名詞や動(dòng)詞や助詞や形容詞や疑問符など

言葉どもに揉まれながら暮らしてきましたから

どちらかと言うと無言を好みます

 

私は工具類が嫌いではありません

また樹木が灌木も含めて大好きですが

それらの名稱を覚えるのは苦手です

私は過去の日付にあまり関心がなく

権威というものに反感をもっています

 

斜視で亂視で老眼です

家には仏壇も神棚もありませんが

室內(nèi)に直結(jié)の巨大な郵便受けがあります

私にとって睡眠は快楽の一種です

夢(mèng)は見ても目覚めたときには忘れています

 

ここに述べていることはすべて事実ですが

こうして言葉にしてしまうとどこか噓くさい

別居の子ども二人孫四人犬貓は飼っていません

夏はほとんどTシャツで過ごします

私の書く言葉には値段がつくことがあります


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